3.11 東日本大震災から7年 ~ 私たちができる事

3.11 東日本大震災から7年 ~ 私たちができる事

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みなさん、こんにちは。
浜視協 防災担当の 浮須です。

2011年3月11日東日本大震災から7年が経ちました。
2016年2月警察庁発表資料によると、災害関連死も含めてこの地震による死者は、15894人、行方不明者は2562人となりました。
そのほとんどが宮城県、岩手県、福島県の津波による被害でしたが、横浜市でもハマボールの天井の落下、横浜駅東口地域での地面陥没などあり、神奈川県で4人の死者が出ました。

本日は地震発生の午後2時46分に黙祷をして、犠牲者のご冥福を祈るとともに、「3.11東日本大震災から7年 私たちができる事」を考えたいと思います。

◆日身連 防災フォーラム

去る3月3日(土)羽田空港ティアットスカイホールにて、日本身体障害者団体連合会主催の防災フォーラムがあり、出席しました。
内容は午前が「ワークショップ ~仮装避難所体験プログラム」、午後が「日身連震災の困り事調査報告とシンポジューム」でした。
午前中のワークショップは避難所で障害者が困ることを考え、付箋に書き込み、地震発生から時系列順に模造紙に付箋を貼り付け、さらにそれぞれ私たちが出来る事を考え、付箋に貼り付けするものでした。
隣の席が日身連会長で東北福祉大の阿部教授で、防災について沢山の意見交換ができ、とても有意義な1日でした。

◆3.11東日本大震災から7年 私たちができる事

日身連フォーラムや、港南区プロジェクトRなどから得た情報からお話させていただきます。

①お隣・ご近所と日頃からお付き合いをしましょう。
視覚障害者はいざと言う時ひとりで避難する事は難しいです。
まずは要援護者だと理解していただき、避難の際、一緒に避難してもらえるようにしましょう。

②地域の防災訓練に参加しましょう。
お住まいの自治会・町内会の防災訓練、地域防災拠点(小・中学校)の防災訓練に参加しましょう。

③自宅の安全確保をしましょう。
昭和56年5月31日以前に建てられた建物は、現在の耐震基準に満たない場合があります。
耐震診断(横浜市には助成制度あり)をして、満たない場合は耐震補強しましょう。
家の中は整理整頓し家具は少なくし、寝室には置かないようにしましょう。
転倒防止器具、破損防止フィルムを付けましょう。

④非常持ち出し品と備蓄品を準備しましょう。
避難所に避難する時に持って行く、非常持ち出し品をリュックなどに入れ、玄関先など持ち出しやすい所に保管しましょう。
中身はペットボトルの水、食料、医薬品、携帯ラジオ、上履き、トイレパックなど最小限にしましょう。
避難所(小・中学校)は自宅が倒壊・焼失などで、居住困難な人が避難する場所です。
自宅で生活する事を考えて、最低3日分の水や食料を、備蓄品として用意しましょう。
水は1日一人3リットル必要です。また期限切れを防ぐためには、3月11日など防災の日を決め手、1年に1回は備蓄食糧を食べて入れ替えるようにしましょう。

食料は1週間分まとめ買いし、ローリングストックとして使う方法もあります。

以上が私の提言です。
これを機会に、みなさんも是非防災について考えてみてください。