「大震災における視覚障害被災者支援の現状について」
主催 特定非営利活動法人 横浜市視覚障害者福祉協会
協力 一般社団法人リエゾン
講師 加藤俊和氏 (日本盲人福祉委員会(日盲委)評議員、災害担当)
日時 10月12日(土) 13時開場 13時30分開演 16時30分終了
場所 横浜市健康福祉総合センター8階 8A、8B会議室
定員 100名(要 事前申し込み)
参加費 無料
申込み 9月12日受付開始 (定員になり次第終了)
申し込み先 アイポート浜視協 電話 045-326-3444
メールhamashikyonew@gmail.com
メールか電話でお申し込みください
テーマ 「大震災に対する個々の準備と支援体制のネットワーク化
- 移動支援センターと事業所、そしてヘルパーとの役割を考える -」
大震災に備えて、視覚障害者自身が、水や食料の備蓄、避難袋の準備など、日頃
から心がけておかなければならないのは当然なことです。避難指示が出た場合で
あっても、概して単独で避難することは難しいといえます。ご近所の方々の手助
けも期待薄で、同様に被災されているからです。被災地域も広域的になりますの
で、日本盲人福祉委員会の「被災視覚障害者支援プロジェクト事業」など、全国
的な支援体制が必要となります。
その一方で、身近な市民の理解と支援も不可欠です。町内会の活動に消極的な住
民が増加している現状において、地域の「共助」を前提とした避難対策もきわめ
てぜい弱だと言わざるを得ません。支援ボランティアが速やかに要援護者のニー
ズに応えられるよう、大都市圏における地域の活動拠点として、移動支援セン
ターや同行援護事業所などが、その役割を担う必要があるように感じられます。
新たな視点に立って、中央団体だけに頼るのではなく、被災地域が広域的であれ
ばあるほど、地域の現状に見合った支援受け入れ体制の構築が求められます。
浜視協としても、同行援護事業所「アイポート浜視協」において、ガイドヘル
パーができるだけ早い段階での支援に入れるよう、日頃からの研修で徹底させて
行かなければなりません。
今回は、これまで、阪神淡路・東日本・熊本大(おお)地震など、いち早く支援
活動に駆け付けて、多くの視覚障害者の支援を行ってこられた加藤俊和氏をお招
きし、私たち障害当事者も、事業所も、視覚障害者をさまざまな立場から支援し
ているボランティアも、災害時支援の具体例を通して今後の支援の在り方を考え
るきっかけになれば…、と願っています。